夏の必需品!扇風機を最大限に活用する方法

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扇風機

暑い夏がやってきました。今年も扇風機が大活躍する季節です。昔から夏の部屋に一台はある扇風機は、エアコンに頼りすぎず涼をとる心強い味方ですよね。

私自身、つい先日10年間使い続けたお気に入りの扇風機を手放しました。というのも、この夏とうとう羽根が一枚ポキッと折れて動かなくなってしまったのです。安全のため泣く泣く粗大ごみとして処分しましたが、10年も夏を共にした相棒との別れは少し寂しかったです。

今、我が家で活躍しているのは、知人が引っ越しの際に譲ってくれた扇風機です。2019年製で、新品ではありませんが、まだまだ元気に涼しい風を届けてくれています。

扇風機というと、どこか昭和の懐かしい雰囲気が漂います。同世代の方なら、扇風機の風に当たると子どもの頃の夏休みを思い出すという人も多いのではないでしょうか。今回の記事では、そんな昭和の夏の思い出から、現代の扇風機の上手な活用法やお手入れのコツまで、私の体験を交えてご紹介したいと思います。

昭和の夏の思い出

子どもの頃、夏休みに田舎のおばあちゃんの家へ遊びに行ったときのことは今でも鮮明です。縁側で冷えたスイカを頬張りながら、庭からはミーンミーンと鳴くセミの声が響いていました。そして居間では、年代物の扇風機が「弱」運転でゆっくり首を振り、畳の部屋に優しい風を送り届けてくれていたのです。

当時はエアコンなんて贅沢品で、夏の涼は工夫して作ったものです。扇風機の後ろに大きな氷を入れた洗面器や、水を張った金たらいを置いて、扇風機越しに冷たい風を生み出そうとした覚えがあります。あるいは、霧吹きで部屋の中にシュッと水を撒いて、一瞬ひんやりするのを楽しんだこともありました。今の40代くらいの方なら、こうした涼をとる工夫、子どもの頃に一度は試したことがあるのではないでしょうか。

扇風機が回る昭和の夏の風景は、どこかゆったりとしていて情緒がありました。汗だくになりながらも、家族みんなで知恵を絞って乗り切ったあの夏の日々を思い出すと、なんだかほっこりとした気持ちになりますね。

扇風機のお手入れは意外と大変

快適な風を送り続けてもらうためには、扇風機の定期的なお手入れが欠かせません。夏場はホコリがたまりやすいため、私は2週間に1回は扇風機の掃除をするように心がけています。しかし、この掃除が意外と大変なんです!

毎回、カバー(前面ガード)を外して羽根を拭き掃除するのですが、たった2週間で羽根やガードにはびっしりホコリが付いていてびっくりします。ティッシュや雑巾で丁寧に拭き取ったあと、水洗いをして組み立て直すだけで一汗かく作業ですが、掃除後は風力がよみがえり、清潔な風がいっそう心地よく感じられます。

扇風機を長持ちさせるには、やはりこまめなメンテナンスが大切だと痛感します。実際、先述の10年選手だった扇風機も、頻繁に手入れしていたおかげで故障もせず頑張ってくれたのかもしれません。最近の扇風機は羽根やガードも外しやすく設計されていますから、皆さんも面倒がらずに時々掃除してあげてくださいね。

扇風機をより効果的に使うには

扇風機はただ回すだけでも涼しいですが、ちょっとした使い方の工夫で涼しさを倍増させることができます。ここでは、扇風機をより効果的に使うためのポイントをいくつか紹介します。

  • 空気の流れを作る: 扇風機を部屋の窓際やドア付近に置いて、涼しい外気やエアコンの冷気を部屋全体に送りましょう。外の空気が涼しい夜には窓辺に扇風機を置いて取り込むと◎。逆に日中は、扇風機で室内のこもった熱気を外に追い出すのも効果的です。私も最近引っ越した新居で、リビングのエアコンの冷たい風を廊下越しに寝室まで届けるために扇風機を活用しています。扇風機で空気の通り道を作ることで、家中に涼しい風が行き渡ります。
  • 風を直接当たり続けない: 扇風機の風に長時間ずっと当たりっぱなしにするのは避けましょう。真夏に涼を求めてつい至近距離で浴びたくなりますが、風が同じ場所に当たり続けると体が冷えすぎたり、喉や肌が乾燥してしまうことがあります。私も子どもの頃「扇風機の風ばかり当たっているとお腹を壊すよ」と親に注意されたものです。首振り運転やリズム風機能を使って風向きをこまめに変えれば、自然なそよ風のように心地よく過ごせます。
  • エアコンと併用して猛暑を乗り切る: 最近の猛暑は扇風機だけでは過ごしきれない厳しさですよね。そんなときは無理をせずエアコンと扇風機を併用しましょう。エアコンの設定温度を少し高めにして扇風機で空気を循環させれば、冷房効率が上がり部屋全体が快適になります。扇風機が冷気を部屋中に運んでくれるので、エアコンの冷たさが和らぎ、体にも優しい涼しさを得られます。結果的に電気代の節約にもつながる一石二鳥のテクニックです。

これらの工夫を取り入れるだけで、扇風機の涼しさは格段にアップします。昔ながらの扇風機でも使い方次第で頼もしい相棒になりますので、ぜひ色々と試してみてくださいね。

扇風機のオフシーズン管理

夏が終わった後の扇風機の扱いも大事です。シーズンオフには、しっかり掃除をしてから収納するようにしましょう。私の場合、羽根やガードのホコリを落として分解し、元箱に入れるかたちで保管しています。そして最後に、100円ショップ(ダイソー)で買った扇風機用の収納カバーをかぶせています。このカバーをかけておけば冬の間ホコリをかぶる心配もありません。

扇風機は意外と場所を取るので、分解してコンパクトにしておくと収納しやすいです。カバーを付けた扇風機を押し入れやクローゼットの隅にしまっておけば、次の夏まで安心して保管できます。翌年また取り出してすぐ使えるように、しまう前のお手入れをぜひ忘れずに行いたいですね。

おわりに

昭和の頃から令和の現在まで、扇風機は形を変えながらも夏の暮らしに寄り添ってきました。最新式の静音・省エネ扇風機も登場していますが、羽根が回って風を起こすというシンプルな仕組みは昔も今も同じです。その風に当たると感じる懐かしさと心地よさは、いつの時代でも変わりません。

この夏も私は、譲り受けた比較的新しい扇風機とともに快適な風を楽しもうと思います。扇風機の動く音を聞きながら、ふとおばあちゃんの家の縁側で感じた風やセミの声を思い出すこともあるでしょう。そんな昔を懐かしみつつ、今の暑い夏を乗り切るのも悪くありません。

皆さんもぜひ、扇風機を上手に活用して快適な夏をお過ごしください。懐かしい記憶に思いを馳せながら、扇風機の風とともに素敵な夏のひとときを楽しめますように。

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