約20年前、私は自己啓発のマルチ商法にはまってしまいました。当時、地方から就職のために東京に出てきたばかりで、希望と不安が入り混じった日々を送っていました。大学時代の友人からの誘いで始めたこのビジネスは、私にとって1年間続けた後悔とトラウマの元となりました。本記事では、その経験を振り返り、自分自身の後悔とその教訓についてお話しします。
マルチ商法にはまった経緯
地方から東京に出てきた私は、新しい環境での生活に適応するのに必死でした。そんな時、大学時代の友人から「すごい人がいるからあってみないか?」といわれました。最初は断っていたのですが、いつもいいつづけられて、あってみたいということになりました。
魅力的な人
実際にあってみたあと、いろいろといわれて、すごい人の上司に合うことになりました。その方は30代で部長のような方でした。いろいろな話をして「自分もこうなりたい」と思わせる内容で、一気に引き込まれてしまいました。そして、その場でビジネスの契約を結ぶことになりました。
続けてしまった理由
その後も定期的にセミナーやミーティングに参加し、自己啓発の教材や高額な商品を購入しました。「成功するためには投資が必要」と信じ込み、1年間続けてしまいました。その間、友人や家族に勧誘することもありましたが、心のどこかで違和感を感じていました。
後悔とトラウマ
1年が経ち、ふと自分の現状を冷静に見つめ直すと、得たものはほとんどなく、逆に多額の借金と失われた信頼が残っていました。この経験は私にとって大きな後悔となり、現在でもトラウマとして残っています。
信頼の失墜
友人を勧誘したことにより、多くの人々との信頼関係が壊れてしまいました。そのことが何よりも辛く、自分の行動に対して深い後悔を感じました。
金銭的な喪失
高額な商品やセミナーへの投資が重なり、借金が膨らんでしまいました。この金銭的な損失は、後々の生活に大きな影響を与えました。
学んだ教訓
この経験から、私はいくつかの重要な教訓を学びました。
冷静な判断の重要性
どんなに魅力的に見える話でも、冷静に考えることが大切だと学びました。特に金銭が絡む場合は、一度立ち止まってじっくり検討する必要があります。
信頼関係の大切さ
友人や家族との信頼関係は、一度失うと取り戻すのが難しいと痛感しました。そのため、今では人との関係を大切にし、無理な勧誘や説得をしないよう心掛けています。
まとめ
約20年前の自己啓発のマルチ商法への参加は、私にとって大きな後悔とトラウマとなりました。しかし、その経験から学んだ教訓は、今の私にとって非常に貴重なものです。同じような過ちを繰り返さないためにも、冷静な判断と信頼関係の大切さを常に意識しながら生きていきたいと思います。
読者の皆さんも、魅力的な話に引き込まれることなく、冷静な判断を心掛けてください。そして、大切な人との信頼関係を何よりも優先して守っていきましょう。
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