現状を振り返る
私のこれまでの生活は、正直、思い描いていたものとは違うものでした。
かつて、生活保護を受けていた頃、支給されたお金の大半が、タバコと大量のビジネス本に消えていったことを覚えています。
あの頃の私は、タバコを吸って本を読むだけの毎日で、何かを変えようとする気力もなく、ただその生活が一生続いていくんだろうと諦めていたのです。
タバコと本に囲まれた日々
生活保護時代、決して裕福なものではありませんでしたが、それでもタバコと本が心の支えでした。
タバコを吸いながら、本を読むことで、現実から逃げていたのだと思います。
ビジネス書をよんで、いつか成功できるかもしれない。そんな淡い期待を抱きつつ、行動に移すことはありませんでした。
人生の転機:夫との出会い
そんな私の人生が、大きく変わるきっかけとなったのは、今の夫との出会いでした。
彼は、私に「タバコを続けるか、それとも私と一緒にいるか、どちらかを選んでほしい」と真剣に言ってくれました。その言葉を聞いたとき、初めて私は、タバコに依存していた自分に気づきました。
そして、彼を選ぶことを決めました。タバコをやめるのは簡単なことではありませんでしたが、彼の存在が大きな支えとなり、すっぱりとやめることができたのです。
タバコと寂しさの関係
寂しさや孤独感を埋めるためにタバコを吸う人は多いです。タバコの一服が一時的な安定感やリラックスを与えるため、孤独な時間を埋める手段として習慣化されやすくなります。
しかし、喫煙は孤立を深める悪循環を生むこともあり、寂しさの解消には繋がりません。代わりに、趣味や人との交流など、より健康的な方法で寂しさに対処することが重要です。
新しい生活への一歩
タバコをやめてから、私の生活は少しずつ変わっていきました。もちろん、すぐに全てが良くなるわけではありませんでしたが、新しい生活を築いている実感がありました。
今では、夫と一緒に将来のことを考え、二人で歩んでいくことに喜びを感じています。
今、思うこと
振り返ってみれば、あの頃の自分に必要だったのは、誰かがそばにいてくれること、そして自分を変えようと思えるきっかけだったのだと思います。
夫の存在がなければ、私は今でもタバコと本に囲まれた日々を過ごしていたかもしれません。
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